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明晰夢【進撃の巨人】

第3章 おはよう三次元


食事を終えてリックと洗い物をしている中、ゲルハルト達は執務室のチェスで遊んでいた。

ウェン「・・・ゲルハルト弱すぎない?」

ゲルハルト「喧嘩売ってんのかお前は!?」

楽しそうで何よりです。

アイト「手伝ってくれてありがとな」

横で一緒に荒い物を手伝ってくれるリック。茶色の髪を後ろに縛る小柄な少女。

性別が違うのもあるのかも知れないが、
やはりウェンとは身長差もあり双子とは思わなかった。類似点は髪と瞳の色くらいだろうか。

オレが大体180cmだから、目測だと150cmないし位か。

リック「・・・もう大丈夫?」

アイト「? なにが?」

リック「気分・・・」

もしかして、今朝の事だろうか。

アイト「あぁ。あの時はありがとな」

リック「運んだのはウェン」

アイト「心配してくれたのは事実だろ? ありがと」

丁度洗い物を終え、拭いた手でリックの頭を撫でた。

この身長差・・・撫でたくなる! 

アイト「あっ・・・撫でたい衝動に駆られた。」

リック「んっ・・・。嫌じゃないから大丈夫」

良かった。それにしても、何かさっきより大人しいよな。


アイト「気のせいかな? なんか皆と居るときより静かだね・・・」

ウェン「リックはアンタに惚れてるからな。そりゃ汐らしくもなるよーーーゲルハルト、チェック」

ゲルハルト「ぐはっorz」

執務室から痛恨の一撃をもらったゲルハルトとウェンの声がこちらに届いた。

ふと、リックの方を見ると俯いているが小刻みに震えてるのが彼女の頭に置く手から伝わってくる。

リック「別に・・・アイトの事なんか好きじゃない」

オレ、ツンデレに弱いんですけど。
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