第3章 おはよう三次元
キッチンに併設されているダイニングテーブルに盛り付けたスープ、パン。それから思った以上に頂いてきたお肉を焼いて5枚の皿に盛り付けた。
ゲルハルト「よし、じゃあ食うか」
『いただきまーす』
全員が席に着き、食事を始める。
家族というよりルームシェアみたいな風景。
リック「あ、美味しい…」
ゲルハルト「スゲェ、めちゃくちゃ美味いな」
評価も上々だ。
ウェン「次は訓練兵団が食べているような食材で美味しくしてみたいですね」
アイリス「食べ物があるだけ贅沢いえないですけどねぇ。あの薄いスープは訓練の割に合いませんでしたよ」
ゲルハルト「お前等の頃もかよ。俺の時もーーー」
本当に不思議な連中だ。
幾ら俺が言ったからといって此処までなるものじゃないだろう。
……、何で夢から覚めないんだろうか。
結構ぐっすり眠ったのに結局またアイリスに起こされて、四人に(憲兵団の)食料庫から少し頂いて来て貰って…
そして今に至る。
まぁ…この世界何気に悪くないから暫く居てもいいかもしれないが。