第11章 まったく、小学生は最高だぜ!!
そんな訳で、憲兵と少女とぬこはそれぞれの理由のために街中を散策しました。
憲兵は巡察で。
少女はぬこ関連の商品探しに。
ぬこは少女に連れられて。
少女「・・・猫って何食べるのかな。やっぱり牛乳とか・・・魚とか?」
憲兵の横に並んで猫を抱いて歩く少女は疑問符にして憲兵に聞きました。
憲兵はやや呆れ気味でしたが、その質問に答えました。
憲兵「人間用の牛乳は与えんなよ。特にそいつは成猫だろう。子猫よりも下痢になる可能性がある。猫用のミルクは・・・買うしかないだろう。買ってきたのを使ってくれ」
憲兵はなにやら気になることがあるようですが、少女はお構いなしに続けます。
少女「じゃあ、食べ物は魚?」
憲兵「あぁ。ただ処理が面倒だから鶏のささみを茹でて細かくしたやつの方が良いだろう。用意する」
少女「食べちゃいけないのは?」
憲兵「主に塩分の入ったもの。生肉、生魚、糖分、香辛料。いろいろだ」
一通り言い切ったところで、憲兵は突然足を止め、不思議そうな顔を作った。
横にいた憲兵が立ち止まった事に気付いた少女は少し追い抜いてしまい、振り返って聞いた。
アニ「どうかした?」
アニの言葉を聞き、憲兵は不思議そうな顔のまま答えました。
アイト「いや、何で俺そんな事知ってるのかと思って・・・」