第10章 2=1+1=2
普段なら休日は一人で過ごすのが日課だ。
今までもそうだった。それなのにこの双子はそんなオレの休日を見事に蹂躙していく。
いや、妹の方は基本兄に着いているだけだから実際は兄貴の方に休日を蹂躙されている。
が、今日は訳あって双子妹だけが待ち合わせ場所にいる。
と、言うのも彼女の眼鏡を豪快にオレが粉砕したからだ。
もう後悔しかない。
買う物は決まっているのでさっさと済ませ手帰ろうとも思ったが、双子妹が話がしたいと言い出したので付き合う事に。
そして、先程の事実を伝えられた。
まぁ・・・・・こちらも前々から気にはなっていたことだったので分かって良かった。
アイト「しかし・・・よく兵団に入れたな・・・。その・・・何て言ったかな」
目の前に座る双子妹に先程教えてくれた名前を再度聞いた。
リック「解離性同一性障害・・・?」