第9章 探偵は風呂BARにいる(現在進行形)
オレの推測の答えは翌日に出た。
深夜の脱走兵は数日の営倉処分。
初日の刃物男は保釈金で釈放済み。
リック曰く普通ではあり得ないほど罪が軽いそうだ。
脱走兵に関しては立体機動装置の無断使用という点だけで営倉入り。プラスで脱走兵ならもっと重罪にも関わらずその処分。
刃物男は身内を名乗る者が保釈金を持って来た為釈放されたそうだ。
支部長にも確認したが、聴取を取った上での判断だそうだ。
深くは教えてもらえなかった。
食堂で朝食を取りつつ、その情報について意見を述べた。
リック「貴方なりの予想はある?」
大いにある。推理小説とか好きなんだよ。
アイト「憲兵団内に刺客を送り込んだ人間が居る。ほぼ特定してるけど・・・」
リック「理由?」
スープを飲みながらもリックが問う。
彼女の優先順位一位は食事みたいだ。
アイト「俺等の正体を知っているとか?」
リック「もしくは自身の地位失脚を恐れてか」
少量のサラダを突きつつ話を続ける。
既に食べ終えたリックはその様子を眺めつつ耳を傾ける。
どちらにせよ、アイリスの言っていた質の悪さは随一みたいだ。
リック「仮にそうだとして・・・どうする?」