第9章 探偵は風呂BARにいる(現在進行形)
それもそうか。単純に逃げるならローゼ内ないしシーナ方面になる。
なのに彼は何故マリアの方向に来たのか。
アイト「にしても最近よく喋るな・・・」
リック「? これが普通」
恐らく相手がアイトじゃないからなのだろう。
見た目はアイト中身は隼人。なにこの高校生探偵。
アイト「・・・で、リックはあの脱走兵に対してどう感じた?」
どう感じたというのはつまりその妙な所を踏まえての事だ。
リック「予測だけど・・・彼は脱走兵じゃない」
・・・これは随分な予測だ。
これまでのを聞けば確かに脱走するだけにしては装備を盗み、そして馬は盗まず立体機動のみで行動しているところや内地から離れて行った点を考えるとその推測も否定しきれない。
アイト「脱走兵じゃないなら・・・夜の散歩かな?」
リック「・・・超硬質ブレードまで持ち出して?」
無いな。お散歩で武装する程この地区は治安最低辺ではない。
アイト「散歩は冗談だが・・・。リックの予想だとアイツは何でそんな行動に出たと思う?」
さっにから質問してばかりだ。
だがそれに答えてくれるリックもだが、この世界はマンガで語られてない部分が結構あるんだな。日常は意外と普通でのんびりしていたりしてこんな世界でも肩の力を抜ける瞬間があり、少し笑えてくる。
リック「これもあくまで予測だけど・・・。あの兵士は誰かを殺す予定だったのかもしれない」
・・・それは流石に笑えない。