第8章 残業手当
「では、我々はこの訓練兵を営倉まで運びます。目が覚め次第聴取を・・・。憲兵団にお任せします」
リック「お任せされます」
アイト「お仕事ですから」
四人の駐屯兵は縛り上げられている訓練兵と、リックの鋭いハイキックで使い物にならなくなった憲兵を二人ずつで抱え、憲兵団支部の方へと向かっていった。
リック「不慮の事故」
アイト「眼鏡がないから敵に見えたんだよね。仕方ない」
そういうことにしておこう。
リック「初日からトラブルがあるなんて・・・」
色々な意味で幸先良いスタートですね。
とにかく、本来の目的である夜勤組の様子見も本人達が居ないなら出来る訳もなく俺等は哨戒ついでに散歩しながら支部へ戻った。
リック「ねぇ・・・」
アイト「ん?」
支部へ続く石畳の道を歩いていると隣に並ぶリックが聞いてきた。
リック「その、現代には戻らないの?」
リックの質問に俺はたっぷり時間を使い、そして答えた。
アイト「つまり・・・帰れって事ですか(´・ω・`)」