• テキストサイズ

明晰夢【進撃の巨人】

第2章 幕開け


「着きました。お疲れ様です」

周りとは違う、結構整った建物。

「私たちは処理があるのでこれで失礼します」

二人は敬礼して、持って来た包みを何処かへと運んでいった。

二人に連れられこの建物に着いた頃、雲も晴れて日が差してきた。

此処から見える限り、民家から細い煙が上がり始めていた。
朝食時か。



「よぉ、アイト団長」

また声を掛けられた。誰だ?

「大丈夫か? 回収班から聞いたが急にゲロッたって?」

笑いながら話すこの人物。マジで誰だ?

さて…、どうしよう。自然に問いたださないと夢の中とはいえ変な人間と思われかねない。


アイト「あぁ…就任してから随分経つけど中々慣れない…」

「しかたねぇよ。にしても大変だな。まだ16なのにんな大任任されて」

現実世界と一緒かよ。


アイト「大体団長ってなんだよ…。」

「団長は団長だろ。って言っても不正規の兵団だからな」


ん? 不正規兵団? 

って事は憲兵団ではないって事か。

「まぁ、扱いが憲兵団と同等なだけ良いじゃねぇか。団名もあると良いけどな」


アイト「だな。その内決めるか」

「ははは。ま、楽しみにしてるよ。あまり気張りすぎんなよ」

アイト「ん、そうする。」

彼と別れて、先程の会話で大体の事はつかめた。


つまり、俺は今憲兵団と同等の扱いを受けている不正規兵団に所属していて、俺はその兵団の団長らしい。

原作にそんな兵団はなかった…、という事はオリジナルの設定だろうか。



俺は確か、エレンと同じ同期を希望していたのに…

久々だったから何か他のヤツと混ざってしまったのか? 

…夢の中だから許される事だな。
/ 173ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp