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明晰夢【進撃の巨人】

第7章 幼馴染と同郷組 by,幼馴染


広場の端、誰もいない、灯りもないその広場の端っこにその人物はいた。

その人物は地面に座り、空を見上げていた。

アイト「よっ。どうした?」

その人物には見覚えがあったから、かなりラフに話しかけた。

当の本人は全く気付いてなかったのか、俺の声を聞くなりピクリと肩を跳ね上げる。

「あ・・・。」

薄暗い中でもはっきり分かる金色の髪と薄い碧の瞳。

もう少し表情豊かになれば可愛いのに。

クールビューティってのも好きですが、こんな小さな女の子に欲情しません。おまわりさん。

アイト「隣座るよ」

「・・・勝手にどうぞ」

素っ気ない返事が返ってくる。

では、遠慮せずに隣に座る。

しかし、この様子だと話が長く続きそうにない。

そうだ。折角だから名前も聞いておくか。こんな頻繁に遭遇するならお友達にでもなろう。

だからおまわりさん僕はロリコンじゃないです。

アイト「名前なんて言うんだ?」

「教えない」

アイト「何見てたんだ?」

「星」

アイト「いつも見てたのか」

「たまに」

アイト「そっか。綺麗だね」

「村の方が綺麗だった」

アイト「村ってどの辺り?」

「・・・・・・言わない」

アイト「言いたくないなら良いよ。両親は?」

「・・・・・・・・・」

アイト「ごめんなさい!」ドケザorz

「っ!? ・・・お父さんがいる。今は会えないけど」

アイト「そっか。早く会えるようこっちも努力するよ」

「・・・うん」

アイト「ところで名前何て言うんだ?」

「アニ」

アイト「・・・・・・・・・」

アニ「・・・・・・・・・」

アイト「・・・・・・・・・」

アニ「・・・・・・・・・あ、」

アイト「アニ・・・か。」

子供ってちょろいっす。

にしても、まさかこんな形で彼女と会うとは・・・。
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