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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第1章 はじまりーそしてとまどい。


バイト当日―――



『彼女がいる』



菜奈のその言葉が頭から離れない。
あれからずっと私はそのことばかり考えていて・・・


あれだけかっこいいんだもん。彼女いるのなんて当たり前。
もし・・・万が一・・・彼女いなかったとしても私なんか相手にされるはずないし。
きっとあの優しさは、緊張していた私を励ますためだけなんだし。
気まぐれみたいなもんだよね。


そんなこといくら考えても心の痛みはちっとも治らない・・・


あんな少しの時間しか会ってないのにどうしてこんなに胸が痛むの―?



―――――


「今日から働かせていただきます高嶺花音です。バイト初心者でわからないことだらけですが頑張ります!よろしくお願いします!」


バイト初出勤だったためスタッフの人たちに挨拶をした。
今日出勤している人は
店長
菜奈
沙織さん(長い髪をポニーテールにまとめたクールビューティーな人)
賢吾さん
亜樹奈さん
そして・・・悠さん



う~こうゆうの苦手・・・緊張する・・・うぅ・・・


沙織「私は沙織!よろしくねえ!花音!」
賢吾「わからないことなんでも聞いてね~♪」 

他のみんなもそれぞれ挨拶してくれ、歓迎ムード
和気あいあいとした雰囲気に私の緊張もほぐれた。


みんな優しそうだし菜奈もいるし頑張るぞ!



―――?

視線を感じその方向をみると悠さんが私を見ていた。



悠「よろしくな。花音」



――!?!?
また・・・あの優しい笑顔・・・


胸が高鳴る反面、またちくちくと痛む。




私はどうしていいかわからず思わず目を逸らしてしまった。


きっと嫌な奴って思われてる・・・
でも…どうすればいいかわかんないよ・・・
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