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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第7章 ☆番外編☆『バレンタインの夜に欲しいもの』


(そ、それって………私からのチョコが欲しいってことなのかな………///!?えっ、どうしよう///かわいいっ///)






予想だにしない彼の可愛い姿に胸がきゅんと締め付けられ、ドキドキを加速させていく。

ねだるように見つめてくる悠は、先ほどまで女性客に向けていた彼とは異なり、"私だけ"に見せてくれる恋人としての甘い彼。

そんな彼が愛しくて堪らない、という想いに駆られながら、そっと仕舞いこんでいた紙袋をバッグから取り出すとおずおずと彼の前へと差し出してみる。





「あの///…………これ………本当にたいしたことないんだけど///よ、よかったら///」




悠「………ねぇ。俺、すげぇ疲れてるみたい。………だからさ、……… 花音が食わせてよ。」





悪戯な笑みを向けてくる悠。
きっと私が動揺してるのも気づいて言ってる。



でも………





小さな小包を開け、中からトリュフを1つつまみ上げると、そのまま彼の口許へと運んでいく。





「っ///……………ど、どうぞ。」





彼の整った唇が開かれ、ぱくん、とトリュフを食べると同時に、私の指まで口に入ってしまった。






「___あっ///!」





ぺろりと指先を舐められ、思わずびくりと跳ねる体。
舐められた先の指先は未だにじんじんと熱い。





悠「………うまい。…………でも、こんな量じゃたんねぇわ。……………だから足りない分は、お前を食わせて?」





覗き込んできた瞳は男の色を漂わせていて。

その一瞬で全身にビリビリと甘い痺れを与えられ、体の奥がじわりじわりと熱くなっていく。






「…………召し上がれ///?」







_____





甘い甘いチョコのように溶け合う夜を。



あなたと二人で








____valentine story . End
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