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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第1章 はじまりーそしてとまどい。


はじめてのバイトはわからないことだらけで終始テンパっていたけど、私の教育係についた沙織さんがとにかく優しくて救われた。


沙織「さっきの対応バッチリだったね!よーし、じゃあ次はこのサラダをA5卓にお願いね!笑顔忘れずに♪」


こんな調子で声をかけてくれるのでわからないながらも楽しく働くことができた。
沙織さん素敵すぎます…!



沙織「じゃ次はドリンク運んでもらおうかな~!まずはドリ場(バーカウンター)にいってA1卓の注文のドリンクを受け取ってきてね。」



「はいっ!行ってきますっ」


ーーん?
ドリ場って… 悠さんがいる場所じゃん!!
うわぁどぉしよ…
さっき顔を背けて以来悠さんとは顔を会わせてない。
やばい。動揺してきた…


重い足取りでドリ場に向かうとドリンクを作りながらカウンターに座るお客さん(全部女性!?)の対応をしている
悠さんを見つけた。


すごい…お客さんたちみんな悠さんのファンなのかな…?
お客さんたちはそれぞれバッチリメイクでこれからデートにでも行くような気合いの入った様子で。
次々に悠さんに話しかけている。



ーチクン。

また胸が痛む。


あんなイケメンで王子様みたいな人、モテて当たり前だもん。


そう思いつつもモテてる場面を目の当たりにして動揺する自分がいる。



でも…なんか…

さっきまで私が見てた笑顔と違う…?



「っ!」



悠さんと目があった。
タイミング良すぎて更に動揺する私。



「あっあのっ…A1卓の、ドリンクくださいっ」



また顔が熱くなるのを感じる。
目線は彼の顔から外れ、トレーの上へ。

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