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恥ずかしがりやの彼女を素直にさせる方法

第1章 はじまりーそしてとまどい。


ちょうど席が空いたらしく個室に入ることができた。


亜樹奈「亜樹奈ここにするー!さおりん隣おいでよ~」


わいわいと皆が席に着き始めたので、私もどこに座ろうか見渡していると


悠「君はこっち。」


悠さんの声に驚き後ろを振り向くと悠さんが私の腕を掴み、席につかせた。



ーーーーーーー!?!?


と、となりですかーー!???



パニック状態の私を横目に悠さんは笑いをこらえている。



やばい…!!!
緊張しすぎてよくわかんなくなってきた!!!


思わず反対隣りの菜奈にヘルプを求めるが、
菜奈は他のみんなとのおしゃべりに夢中なようで気づいてくれない。



うわぁぁ
どぉしよぉ…!



緊張と恥ずかしさでいっぱいになりながらも歓迎会は始まったーーー



皆で話したり騒いだりするのはとても楽しく気がつくとさっきまでの緊張もほぐれ、悠さんとも少しずつ話すこともできていた。



今みんなの話題は沙織さんの彼氏の話で、なんとバイト先の沙織さんの彼氏は料理長だったのだ!


皆で盛り上がって話しているとーーー



ん??


左手の指先に熱を感じ、その方向を見るとーー



ーーーー!?!?



私の指に悠さんの指が絡んでいた。



な、な、な、何で?!



完全にパニック状態の私と全く気にした素振りをみせず皆と会話を続ける悠さん。




何で?!どうして!?

あっきっと指が当たっちゃってるだけだよね??
落ち着けっ私っ!


そう言い聞かせ絡んだ指を離そうとするとーー



ぎゅっ




絡んだ指は離れるどころか恋人つなぎになっていた。





もう頭の中はぐちゃぐちゃでよくわかんないよっ
なんで?どうして??



思わず悠さんを見ると悠さんは楽しそうに微笑んだ。




悠「二人だけの秘密って…ドキドキしない?」




みんなに聞こえないよう私の耳元で囁かれ、恥ずかしさに思わずうつむく。







悠「おまえ、可愛すぎ。」
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