第1章 はじまりーそしてとまどい。
賢吾さんを心配しつつも私の頭の中は悠さんのことでいっぱいだった。
もしかしたら飲み会でもっとお話できるかも・・・!
ーーー【彼女いる】
ふと思いだして落ち込んだ。
そう…だった…彼女いるんだよね。
彼女ってどんな人なんだろう…
悠さんの彼女なんだし美人で可愛い子だろうけど…
菜奈の話だと彼女一筋って言ってた。
悠さんの隣でいつもあの笑顔を独占できるなんて…
無理だとわかってても羨ましいよーー
だから私は悠さんに片思いしよう。
彼女には勝てそうもないし、せめてバイトの間だけでも一緒にいれるだけ幸せだもん。
そらぐらいならいいよね?