第3章 恋?いえ、それは鯉です。
「銀時、どうしたの?」
ていうか今の見られたのかな…
「遅いと思ったら、お前さ、トイレ行ってたんじゃねぇの?」
「あ、うん、あの、これ、乗りたくて…「総一郎くんと?」」
まって、なんで、銀時、なんか怒ってる?
「え、ちがうよ「じゃあなんで総一郎くんといたんだよ。」」
なんでそんなに怒ってるのよ。
「見廻りでたまたま「まぁいいんじゃねぇの?
せいぜい楽しんでこいよ」」
「ねぇ、待ってよ、銀時おかしいよ?
なんで怒ってるのよ。
それに総悟帰ったし、総悟なにもしてないし、
トシと仕事しにきてるんだって「その総悟とかトシとか聞いててむかつく。」」
は?
「私が誰と話そうが誰の名前を呼ぼうが銀時には関係ないでしょ?」
なんで怒ってるの?
最近そうだった。
私が総悟の話とかしてたらすぐ機嫌悪くなる。
なんで?
そんなのまるで…
「私に気があるかないのかどっちなのよ!!!
そんな曖昧なことしないで!!!!!」
「……」
思わず言ってしまった。
はっとしても、もう遅い。
あぁ、もうこれじゃ私が銀時が好きだって言ってるのも当然じゃん。
「ごめん、銀時。
先に帰っててくれる?
これだけ乗って帰るから。」
銀時の裾を一度だけ引っ張って
手を離し、背を向け観覧車に乗り込もうとした。
「ちょっと、お客様!」
がしゃんっ!!
「わ、ぎ、銀時!?」