第3章 恋?いえ、それは鯉です。
「誰にそんな態度とってる?」
にこりと笑って見せる。
もちろん、黒いオーラを出して。
二人の顔はひきつる。
「「す、すいませんっした!!」」
ったく…
「もぉ、銀時、これ、私一人じゃ無理だから、
はい、あーん。」
銀時の横に座って口元へ運ぶ。
「…ん。」
「美味しいでしょ?」
「ん…///」
このおっさんはほんとに甘いものが好きなんだから。
「なんでィ、できてる見てえですぜィ」
総悟のいきなりの言葉に、
最初のころの私だったら照れてるんだろうけど、
いまは、銀時のなにくわぬ顔を見て、
「なわけないでしょー?」
と、答えるようになった。