第3章 恋?いえ、それは鯉です。
「さて…と、総悟、帰るぞ」
「もう帰るんですかィ?
…それじゃ、旦那、失礼しやした」
そう言って総悟は神楽の頭に手を置いて
トシと出ていった。
「さて、まだ昼かぁ。
神楽、どっか行くー?」
「行きたいアル!」
「待て待て、だれが遊びにいっていいっつったんだ?
依頼あるんだって」
銀時は気だるそうに頭をかく。
「なぁんだぁー
また今度だね神楽」
神楽は残念そうにしている。
「でも、依頼なんて、珍しいですね!
なんの依頼ですか?」
「それはまだ知らねぇ。
とりあえず依頼者んとこ行くぞ」