第2章 バカには何を言っても変わらない。
「あいつらさ、楽しそうにすんだよ
俺の昔の戦友であんなやつらだけど、神楽も新八も怖がらねえし、ばかみてぇに笑ってやがる。」
確かにそうだ。
銀時によると坂本、高杉、そして銀時は攘夷志士だった。
そんなひとたちと一緒にいるのに、怖がるそぶりもみせない。
まぁ神楽夜兎だから怖がるわけないだろうけど
「でも、お前が楽しんでねぇなら意味ねぇだろ?
」
へらと笑う。
「私?」
「李鶴那以外に誰がいんだよ。」
ドキッー
なんだろうこの胸の痛みは。
「別に気にしないで。
ほら、寝たら?」
「なんだよ話てんだろー?
まぁいいや、お言葉に甘えて寝ようとしますか」
そういって銀時は目を閉じる。
「あ、…り…がと………銀時…」
口に出して言うのは恥ずかしいけど、
精一杯の思いだ。
直接言えないのがだめだけど。