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緋ノ鬼
第2章 バカには何を言っても変わらない。
「よぉ銀時、ひさしぶりだなぁ」
「てめぇはまだそんなひねくれたような性格気取ってんのか」
銀時のその言葉で一瞬空気が凍った。
「クックックックッ相変わらず冷たい野郎だ」
私は高杉の綺麗な着物に目入っていた。
「ん、なんだ。」
「俺の女だ、手出すんじゃねぇぞ」
銀時の言葉に私は
「だから違う。…別にただ綺麗な着物だと思っただけ。」
私はたぶんそっけなくいっただろう。
「そうかい。」
そういう高杉の口は弧を描いていた。
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