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緋ノ鬼
第1章 縁も所縁もありませんけど。てかなにそれ美味しいの。
「…坂田銀時。」
「もー銀さんって呼んでくれないと泣いちゃうよー?」
なんでここにいる?
つけてきたのか?
「つけてきたりしてねーよ。
ただ散歩してたら見つけたってだけだ」
「そう…。」
私はまた目線を空に戻す。
「綺麗だなー」
「…綺麗。」
「お前のことだけど?」
ドゴーーーーー!!
「…なにその口説き文句。
や、やめてください。」
「なんだよ、そんな顔もするんじゃねぇか。」
私はすかざず顔に手をやり、
熱を確かめた。
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