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緋ノ鬼

第8章 危険の中に奇跡あり。



「付喪神?あの、歴史に伝わる、物を大切にしているとなされるてやつですね?そんなこと、本当にあるんですね。」

女中の1人が呟いた。


「あるよ、それくらい大切にされてたんだよ」

刀が、持ち主の強い思いを表すように、

きっとありえない話ではない。


「ねぇ、それ、お姉さんの新しい大切なもの?」


「え?どれ?」


「これだよ。」

そういうと、そっと私のお腹に手を置いて、

でこをつけた女の子。


「さてと、みんなごめんなさい。
物は返すよ。他のみんなにも返すね。」


そういうと光がそれぞれのところに向かっていった。


「あ、これ、」

「私も、帰ってきましたわ!」

それぞれに返してくれてらしい。


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