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緋ノ鬼
第6章 愛よ、力の元となれ。
「そんなわけないでしょ。
君も結局は血に勝てないんだ。」
「ちがう。」
「ただそこに付けられる理由があるだけで
甘えてるんだ。
許してもらおうとしてるんだヨ。
弱いなぁ。」
ちがうんだよ。
神威。
「私は「そんなに弱いとはなぁ。」」
「っ!!」
違うと言う前に神威の腕が
私の右ほほにかすった。
「弱いヨ。せっかく生かしたのにさ。」
血が流れてるのがわかる。
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