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緋ノ鬼

第6章 愛よ、力の元となれ。



「あなた、やっぱり変。」


「変?人聞きの悪い」


「人じゃないじゃない。」


私たちは人間とは言えない。

言ってはいけない。


血に濡れた、夜兎と、鬼と呼ばれる皇一族。


「そういう君も、だヨ。」


「わかってる。
だから今の大切なものを守るの。
大切なものを探すために再確認するために
私は戦ってきたんだと思う。」


いろんなものを殺してきた。

人も天人も、


そして自分自身も。


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