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緋ノ鬼
第5章 愛はまれに狂気となる。
『私たちは歩み寄らないといけないのよ。』
『じゃあ私たちは、
この世界を変えるるべきなんだね』
『ええ。そうね。』
だから私たちは生かされてるの。
母と父は昔からそう言っていた。
人間として生き、
そして天人としても生き、
わ中立の立場で生ること。
それが私たち、鬼族、
皇一家の生きる術。
『たとえ人間が天人に何をされようと、
たとえ天人が人間に何をされようと、
私たちはお互いに恨んではいけない。
愛するべきなのよ。』
夢の中、母がそういうと
背景が変わった。
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