第4章 別れはつきもの。です。
「李鶴那!?何してんだよ」
「なに?銀時?だめ?」
「だめっていうか…
今日お前おかしいぞ?」
おかしい?
おかしいのは銀時じゃんか
「銀時、一緒に浸かろ?」
「はぁ…いいよ」
今のはなんのため息?
あきれられた?
「…」
どうしてわかってくれないの?
大好きなひとに求められたいっていうのはだめなの?
あぁ、我慢できない。
「李鶴那?泣いてんのか?」
「泣いて、ない」
「泣いてんじゃねぇか、どうした?
言わねぇと銀さんわかんねぇって」
「そうやって子供扱いするんだから…
私だって!胸もあるし!おんななんだから!」
涙を流しながらお風呂に浸かったままだった体を胸が見えるまで出し、銀時のほうへ向いた。