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緋ノ鬼
第4章 別れはつきもの。です。
「あ、雨…」
「そうだな」
と銀時は空を見上げた。
雨に打たれる横顔と銀色の髪も、
すごくかっこよくみえた。
「銀時」
「………」
しかとしてんのこいつ?
「もう、銀時ってば…!」
袖を勢いよく引っ張る。
「そうやって愛しそうに名前呼ぶんじゃないの。」
と、熱いキスをした。
「な、わ、わざと呼ばせたの!?」
「えー、なんのこと?銀さんわかんなーい。」
ニヤニヤしやがって!
「もうばか……。
帰ろっか」
あぁと呟いて私の手を握って歩き出す。
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