第12章 Welcome 音駒高校?
パーティーがあった日から翌々日。
午前8時。家のチャイムが鳴る。
鉄朗だった。
夏妃「もう行くの?早いね」
鉄朗「当たり前だろ。俺部活なんだしよ
いろいろあるんだよ!」
夏妃「はーい。まぁ、準備出来てるし、行こっ」
私は行ってきます、とだけ行って鉄朗について家を出た。
鉄朗「そう言えばよ。お前、昨日病院行ってたんだろ?大丈夫だったのかよ」
夏妃「今のところ体に変化は無いって。順調に良くなってはいるけど、運動は控えるように、だってさ。毎日の徒歩は大丈夫って、先生が言ってた。」
鉄朗「ほー、良かったじゃねーか。
また、お前が病院行って入院、とかになったら俺は困る。」
・・・。
そんなに私を心配してくれるなんて嬉しい。
私も鉄朗と研磨が心配する顔なんてもう2度と見たくない。
と、いろいろ考えてるうちに音駒高校についていた。
音駒高校は新設校というわけではない。でも綺麗だった。
外見に見とれていると
鉄朗「おーい、生きてるかー?」
はっ!!
夏妃「い、生きてるもん!!」
鉄朗「じゃあ行くぞ。男子バレー部の体育館は校門から見て1番奥にあるんだよ」
夏妃「ふーん」
鉄朗「おい。興味無い、みたいな反応すんなよ。」
夏妃「別にそういうわけじゃないけど、興味あるか無いかって言われると場所に関しては興味無い、かな?」
鉄朗「なんだそれ。あ、ここからちらっと見えてるのが、これから行く体育館。」
夏妃「他の体育館より少し小さそうに見えるけど・・・」
気のせいだな。
鉄朗「っと、ここが体育館だ。」