第11章 帰省。そして再会。
パーティーは6時30分にスタートされる。
6時頃になると社員の人が増えてくる。
あの2人はまだ来ない。
ずーっと、ずーっと待って
とうとう6時30分・・・。
ちょ、来ないんですけど(T^T)
と、思ったら玄関の扉が開いた。
誰かなと思い、部屋の扉から玄関の様子を伺う。
すると見たことのある顔が!!
「鉄朗!!研磨!!」
入ってきたのは鉄朗と研磨だった。
「おう!夏妃!元気そうじゃねぇか、なぁ研磨!」
「俺、昼間会ったから知ってるんだけど」
「え、」
「ささ、始まってるし行こっ」
鉄朗が何か言いたそうだったけど無視して2人をパーティーをしている部屋に連れていった。
私たちは好きな料理を取ってテラスに出て子供の空間を作ることにした。
「鉄朗、さっき何言いたかったの?」
「あ?なんでもねーよ。それよりお前小さくなったんじゃね?」ケラケラ
「は?小さくなってないし!身長伸びたもん!
2人して言わないでくれる?そりゃあ私、女の子だし、男の子と違って身長の伸び方とか違うからどんどん抜かされていくのは覚悟してたけど・・・覚悟してたけど、やっぱ目の前で言われるとなんかムカつく」(´・ε・`)
「な、何すねてんだよ」
「拗ねてないもん」
「ほら、これやるからよ。」
と、私の口に突っ込んできたのはウインナー
「もー、ヒカタライナー(仕方ないなー)」
モグモグ、ゴックン
「そう言えば研磨ってどこの高校受けるの?」
「ん、まだ決めてない。」
「じゃあ、俺んとこ来いよ」
強引だな
「クロのことだし、音駒に入ってバレー続けろって言うんでしょ?」
「バレちった?」
「中学の時も同じこと言ってたもんね」
「マジかよ」
「研磨、鉄朗って自覚症状ないの?」ボソッ
「ないんじゃないの?」ボソッ
「鉄朗、病院行けば?」
「はぁ?何でだよ」