第21章 復活
ご飯が炊き終わると孝支くんはご飯と料理を持ってきた。
菅原「えーっと俺、こんなのしか作れないけど・・・」
そう言って机の上に置いたのは、麻婆豆腐。
夏妃「ありがとう、麻婆豆腐って孝支くんの好きな料理だよね。もしかして激辛だったりとか・・・?」
菅原「激辛じゃないべ。俺は別で唐辛子とか入れてるから!」
夏妃「良かった!私辛いの苦手なの。じゃあ、いただきます。」
菅原「はーい、俺もいただきます。」
モグモグ モグモグ
夏妃「美味しい。孝支くんの麻婆豆腐美味しいよ!」
菅原「本当に!?ありがとう、家族以外のほかの人に作ったことなくてさ、少し自信無かったんだよな~。でも夏妃ちゃんに食べてもらえて、美味しいって言ってもらえて、俺嬉しいよ。」
夏妃「大袈裟だよ~。」
夕食を終えて少し休憩させてもらってから私は孝支くんの家を出た。
孝支くんの家から私の家までの少しの距離だったけど孝支くんは私の家まで送ってくれると言ってくれた。
夏妃「ありがとう、今度私もお礼させてね。また明日からもよろしくお願いします。」
菅原「あぁーあ、こちらこそこれからもよろしく。」
私が頭を下げると孝支くんは慌てて私同様頭を下げた。
夏妃「・・・何か、幼馴染みに頭を下げるって変な感じ。あ、遅くなるといけないから、じゃあね。」
菅原「あ、うん!じゃあね明日もここの下で待ってる。いつもの時間で!」
夏妃「うん!」