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【ハイキュー!!】私と幼馴染と・・・

第19章 辛い記憶



体育祭当日もいつも通り家を出た。

夏妃『鉄朗、まだ学校に着いてないのに緊張してきた。』

黒尾『・・・俺もちょっと緊張してる。夜は夜で興奮してなかなか寝付けなかったし。』



この時私も鉄朗も気付いてはいなかった。この緊張が私自身の体、特に心臓に負担をかけていることは。



今日は夏ほど暑くはないが運動をするにはちょうどいい暑さだった。

午前中、私は出場する競技はハンドボール投げ。
午後にはクラス対抗のリレーに出場する予定。



午前中に何度か胸が痛くなることがあった。でも痛みが軽かったから乗り越えることができた。

黒尾『夏妃、お前大丈夫か?たまに立ち止まってる時あるから心配何だよ。もし午後からのリレー無理そうだったら俺に言えよ。変わりに走ってやるからな。』

夏妃『ありがとう。でも大丈夫だから。』

そうか、と言って鉄朗は友達とご飯を食べに行った。
その背中は少し寂しそうだった。
私は何度もありがとう、心配してくれてと感謝するしかなかった。


午後の大一番クラス対抗リレーはクラスの数人で構成される大縄跳びが終わった次の競技だ。ちなみにリレーは全員参加。
私は最後から3番目、鉄朗は陸上部よりも速いからってアンカータスキを掛けている。
この競技で1組に勝てば学年総合優勝が濃厚となる。
この戦いは負けられないと、クラスのみんなの意思が固まった。


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