第19章 辛い記憶
夏妃の検査が終った。
黒尾『夏妃、お疲れ様。』
検査はかなりの時間を要したから夏妃は疲れたんだと思う。ぐっすり眠っている。
叔母『あの、それで検査結果は?』
医者『脳に異常はありませんでした。精神的な記憶喪失と思いましたが、心当たりは?』
叔母『うーん、ここ数年ではそういうことは無いですね。』
医者『あれ以降、ないんですね。』
叔母『恐らく』
医者『そうですか・・・もう少し調べてみましょう。』
夏妃の記憶についての検査が始まった。
俺と研磨は毎日少しの時間でも病院に通って色んなことを教えた。俺の名前とか研磨の名前とか俺たちの関係とかな!