第16章 烏養監督、おかえりなさい!
そして、待ちに待った(?)放課後がやってきました。
みんな烏養監督がどういう人なのかそれぞれに想像を膨らませています。
「烏養監督って見た目怖そうだけど実はそうでもないような気がするんだ!」
過去の記憶を頼りに烏養監督のイメージを話すと
澤村「え、なんでそんな知ったふうなの?」
夏妃「ほら、数年前の春高の全国大会に烏野出てたでしょ?その時に・・・」
澤村「テレビに映ってたかな・・・映ってなかったよ!」
菅原「大地、詳しいね。」
澤村「当たり前じゃん!あの時の烏野をテレビで見て烏野に行きたいって思ったんだから!」
菅原・夏妃「へぇ。」
そこへ遅れて体育館に入ってくる旭くん。
東峰「ごめん、ごめん!で、みんななんの話してんの?」
菅原「話してるっていうか・・・」
澤村「ちょうど終わったって言うべきかな?」
夏妃「話逸れてたところに旭くんが来て消滅〜って感じかな?」
東峰「え、そうなの?」
菅原・澤村「うん」
またまたそこへやってきたのは部長と1年生とは恐らく初対面の顧問の先生、と・・・烏養監督!!
おお、凄い。近くで見ると圧倒される。
何と言うか・・・言葉にならない。
私のこの反応と同時に体育館でそれぞれに柔軟をしていた部員全員に緊張が走る。
まず、顧問の先生が口を開いて集合を呼びかけ、そして監督の紹介を始めた。