第38章 ヘロヘロ系女子:紫原
無性にほっぺをツンツンしたくなった。
だからしてみた。
柔らか。
ふ~ん、こんなに柔らかかったんだ。
まぁ女子ってこんなもんなんでしょ?
でもこれクセになる、やめらんない。
「ん……」
やば、起きるかも。
いやちんこんなくらいで起きないし。
……。
なに、いつもはもっと子供くさいくせに。
なんか大人っぽいじゃん。
寝込み襲う趣味とかないけど、今日はいいかなー。
はむっ。
って効果音つく感じでキスした。
酒くさっ。
「ん……ん? んー!」
「なに? 起きたのー?」
「起きるわ! ちょっとー、びっくりしたぁ」
絶対びっくりしてないでしょ、言葉に抑揚無さすぎ。
てかオレ今キスしたいんだよね、いいよね?
また突然にキスする。
最初のうちはちょっとバタついてたけど、オレに委ねてきた。
こういうとこ、ちょっと可愛いかも。
ついでに体も少し触ってみた。
痛っ、腕つねってきたし!
「それは、だめ」
「わかったからつねんないで」
つねられたところが真っ赤になった。