第40章 照れ系女子:高尾
頭をポンポンと撫でたら、不思議そうに見つめてくる。
その姿も可愛くて、ニッと笑ったらも笑った。
そのまま手を後頭部に回して引き寄せた。
ふと、熱っぽい目をしたが見えて。
キス。
夕日も見たいけど、このまま離したくない。
愛おしくて、唇を止めたくなくて。
時折「ふっ……ん」とかって声が聞こえる。
前に、何で声出るのか聞いてみたら、「嬉しかったり、気持ちよかったり、恥ずかしかったり……するから」って言ってた。
オレだって同じ。
の手が少しもぞもぞしてる。
舌、入れて欲しい?
いいぜ、そのまま口開けてろよ。
入れたらビクッと体を震わせて声を出した。
まだ慣れねぇ? ごめん、そこも可愛いわ。
そっと唇を離した。うわ、名残惜しい。
「……びっくりした」
「ごーめんごめん」
「ごめんって思ってないでしょ……もー。ふふっ」
だってお前とくっつけるの嬉しいからさ。
しかも夕日だぜ? シチュ良すぎるっしょ。
今日は夕日が落ちて暗くなるまで一緒にいような。
~End~