第38章 ヘロヘロ系女子:紫原
「てかいつ帰んの?」
「えー? ……帰って欲しいの?」
「帰りたくないの?」
「……うん」
ぎゅうっ……と抱きついてきた。
酔ってるってやばいね。
別に家にちんがいるのが嫌なわけじゃなくて。
ただ、オレが何もしないでいられるって保証ないじゃん。
まぁ、外を出歩いて変な奴らに絡まれるよりはいいけどさ。
「敦……一緒に寝よ」
「……寝る」
いいや、多分なんとかなる。
ちんを支えてベッドに連れていく。
横たわってすぐに寝た。
マジで?
てかそんな寝方されたらオレ狭いじゃん。
……。
腕枕したら狭さもなんとかなるかな。
でも腕しびれるんだよねー。
寝れないよりいっか。
ちんの頭をそっとあげて腕枕して、ついでにぴったりくっついて寝た。
酒だけじゃなくて、やっぱちんの匂いもする……。
明日はオレもちんも仕事休みだから、ゆっくり寝よ……。
おやすみ。
~End~