第37章 脱ピュア系女子:小金井
「ファントムスケベ」
「あははは! ヤバイよそれ!」
「〇〇さん、キミはボクの人生の光です。ボクは影だ。キミにしか欲情しません。みたいな」
「もうやめて! お腹変になりそう ! ! 」
マネ似てるから!
想像しやすくなっちゃう!
もう黒子の顔見れないよ、笑っちゃうよ。
「ふふ、そう考えたら楽しくて」
「うん、凄い楽しい」
「それで……慎二のこと気になって」
そうだったんだ。
やっぱウケ狙って、器用貧乏スケベって言った方が良かったかな?
いやいやイメージダウンだよこれ!
「ごめんね変な質問して」
「ううん! むしろ、気にしてくれて嬉しかった」
「嬉しかった?」
「うん。オレ好かれてるなーって」
ニカッと返事をしたら、もニッコリ嬉しそうに笑ってくれた。
ほっぺ赤いからかな?
いつもより可愛く見える。
キス、したいなー。
しちゃお!
ぐいっと顔を近づけて、チュッと瞬発的に。
はかなりびっくりしてる。
でも嬉しそう。マジで可愛い!