第37章 脱ピュア系女子:小金井
「……オールラウンダースケベ」
「なにそれ ! ? 」
「どんな角度からもキスできる」
超器用じゃんそれ!
恋人ができるまでは、お互いにこういう話するのって恥ずかしくないのかな? って思ってた。
でも案外そうでもなくて、むしろ必要かも。
お互いのペースで先進めるじゃん?
オレ先進む気満々だからね!
って言ったら引かれるかな。
にとっては大きな問題かも。
「あのさ、は……え、え、エッチとかってどう思う?」
「え、あ、うん……あの、うん」
聞くのはやっぱ恥ずかしい。顔熱いし。
でも大切なことだから。
も一生懸命喋ろうとしてくれてる。
「慎二となら……って、思ってる」
「ほんと ! ? 」
「ほ、ほんと」
何度もコクコクと頷いてそう言ってくれた。
内心すげー嬉しくて、「わーい!」とか言う前に自然とに抱き着いてた。
嫌だったらほんとムリしなくていいからさ、ゆっくり進めていこう?
~End~