第33章 聖母マリア系女子:森山
「えぇ ! ? 森山センパイの彼女なんスか ! ? 」
周りがざわめき出す。
だから嫌だったんだ……。
どうするんだ、この中の誰かがを好きになってしまったら!
「美人さんっスね~」
「どこを好きになったんですか ! ? 」
「あんまり突っ込んだこと聞くんじゃねぇ!」
お前ら小学生か!
教育実習生にドキドキする小学生男子か!
はニコニコと微笑みを切らさない。
流石オレのマリア……。
! ………ヤバい。
「由孝君、大丈夫?」
「あ、あぁ、大丈夫だ」
すまん、嘘をついて。
お前を見てたら……ムラムラしてきた。
これから試合なのに……。
……よし。
「すまん笠松、少しと抜けてもいいか」
「あんま時間ねーから、すぐ戻ってこいよ」
ありがとう、恩に着る。
を連れて場所を少し離れ、誰もいない場所に来た。