第30章 イケメン女子:黄瀬
「くっ……」
「ん? ?」
「なんであんたの方が女子に人気あんの ! ?」
えぇ ! ? 意味わからないっス!
別にフツーのことじゃないスか!
待てよ……、実は女の子好き?
聞いてないっスよそんなの!
ちょ、なんか急に色々不安になってきたんスけど!
「ねぇ聞いてる?」
「聞いてるっス……とりあえず落ち着いて」
「だっていっつも涼太の方がモテてさ」
「わかったっスから!」
爆発し出すと止まらないをなだめながらどうにか帰る準備をして外に。
外に出れば周りの目もあるし、少しは落ち着くハズ。
落ち着きはした。
けどプンスカしてるのが見てわかる。
「性別のこともあるし、しょうがないっスよ」
「そうだね」
うぅ……言い方が刺々しいっスね。
なんでそんなに怒ってるんスか。
手を繋いだら、落ち着くかな?
左手をの右手に伸ばしたら。
スカッ。
なんで ! ?
流石に傷つくっスよ……。