第7章 鍋パーティー*赤司征十郎
*準備組、さんside*
そしてそのオフの日。
開始は夜からだけど、赤司くんを除いて他の皆が先にウチまでやって来た。
……いきなり。
『どうしたんですか?こんなに早く……』
「へへっ!まあまあとりあえず上がっていい?!」
『は、はいどうぞ』
「んち初めてー!テンションあがる!」
「うるっさいわね!」
「邪魔するぜ」
葉山先輩を筆頭にゾロゾロと家に上がるが、実渕先輩と根武谷先輩の手にはスーパーの袋。
「え、皆で買い物したの?!」とか思いつつ想像してみた。
……根武谷先輩、凄い違和感。
『材料なら昨日お母さんに買って来てもらいましたよ?』
「ああこれは違うのよ」
『違う?』
「そうそう!この中にある物で赤司にイタズラしようってなったんだ!」
「お前が先に言い出したんだろうが」
「永ちゃんだってノってたじゃん!」
「う……」
「私は怖いわよ……」