第4章 デート*緑間真太郎
一応仮の目的を達成したから後は遊ぶだけ。
は一気にテンションが上がってオレを連れ回した。←
「あれ乗りたい!」「あれ食べたい!」「あれ見たい!」
正直目が回りそうだったが、が楽しいと思っているならオレはそれで良かった。
「凄かったね!今のショー!」
「……音がうるさくて耳が痛くなったのだよ」←
「それがいいんじゃん。後は花火かぁ……」
そして今は夜。
ショーを見終わってそのまま花火待ち。
少し肌寒いからか、は腕を摩っている。
「こっち来るのだよ」
「え?ちょ、やだ恥ずかしいよ……」
「暗いから目立たないだろう」
そんなをオレは後ろから抱きしめた。
こうすればあったかい。