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【黒子のバスケ】とある青春STORY【短編】

第2章 おんぶ*火神大我


そんで乗っけて、一度だけ行った事がある家の場所を思い出しながら無言で歩き続けた。

病院行くか?って聞いたけど行かねぇらしい。


今は赤くなってるだけかもしれねぇけど、明日になったら腫れてっかもな……。


「ごめんね……」

「あ?それ言うならオレだろ」

「ううん……重いかなって……」

「そっちかよ!……全然重くねぇ。つか何食って生きてんだよって感じだぜ」

「ご飯……」

「いやわかってるよそれくらい!!」


この会話でオレは「怒ってはねぇみたいだな」とちょっと安心した。


ワザとじゃなかったとはいえ、自分がやっちまった事に深く反省したけど、


いくら反省したところで、こいつの顔に傷でも残っちまったら……オレは堪えられねぇから。
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