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運命の恋路

第2章 序章


「あはは、そんな威嚇するなよ。あ、俺本多って言うんだ。よろしくな」

「え、あぁ、若原美穂です。よろしく…って何で今自己紹介⁉︎」

急に自己紹介されて、反射的に自己紹介してしまった私を見て、また笑い始めた。

そして、真剣な眼で私を見る。

「若原と友達になりたいんだ」

「………え?と、友達?」

イエス!と拳を上にあげて言った。

でも…。

「わ、私は友達なんて作らない主義なんです…。なので、その……ごめんなさい」

「えぇ〜友達なれねぇの?じゃあ…」

本多君はニカッと笑い私に一言いう。

「若原の承認が出るまで、俺は何度でもお願いしにいくぞ?」

「え⁉︎そ、そんな、迷惑です!す、少しだけ…」

「じゃあ今友達になろう?」

「む、無理です…」

何なのだこのやりとりは。私は面倒臭くなったのでとにかく!と少し大きな声で言った。

「私と友達になるのは、その…諦めてください…」

本多君に向かってぺこりと頭を下げて、美術室に戻った。

美術室に戻ると笹木先輩が「おかえりー」と言ってくれた。

「ただいま帰りました…」

「随分遅かったじゃないか、どうかしたのか?」

笹木先輩は絵の具を手に持ったまま、私には問うた。

「え、いえ…。遅くなってすみませんでした」

「いやいや、大丈夫よ〜。もうそろそろ片付けに入って。今日の部活はお終い」

そういい、私も片付けに入った。

本当に近づかなきゃいいけど……。

私は内心そう願いながら、片付けを淡々とすすめた。

ー次の日ー

「若原さーん!俺と友達にーー」

「む、無理です‼︎‼︎」

なんと、本多君は本当に私に友達申請してきた。

この男、しつこすぎる………。
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