第2章 序章
「んっ……んん…?」
数分後、肩が重い感じがして私はゆっくりと目を開けた。
疲れが溜まってるのかな…?と思い、肩に手を置く。
だけど、肩には何かフワフワしたものが感じられた。
「え…?」
目をやると、なんとそこには見ず知らずの男性が寝ていた。
「へっ…⁉︎な、ななな⁉︎」
驚きを隠せない感じの声が出て、あたふたとする私。
その行動で自分の体が揺れたので、男性が「ん……」と唸った。
そして、私を見て「あ」と呟き、むくっと起き上がった。
「おはよう」
おはようじゃないですよ!
そういえばいいものを声が出ず、口をパクパクした状態だった。
「な、なんで、私の、肩に…」
やっと声が出て、男性に問いかけた。
「若原が寒そうにしていたから」
「え、私の…名前…」
ふふーんと、にんまりと笑う男性。
「俺ね、若原のこと気になってたんだ〜」
「な、何故ですか⁉︎」
私はスパッと立ち上がり、シャー!と威嚇する。
何なの⁉︎この人、変質者⁉︎