第11章 秀徳戦に備えて

高尾side


（あーぁ、俺まで好きになっちまった）

俺はさっきのちゃんの顔がずっと頭から離れない


（ま、初めて会ったときからいずれこーなるとは思ってたけど、まさかこんなに速ェとはな;; つか真ちゃんと俺もしかして好きなタイプ一緒⁉︎⁇ww）

そこまで考えて、違うなと思う

（“ちゃんだから”か……。マジあの子どんだけモテるのよw）


ちゃんは人を惹きつける魅力がある

確かに見た目がすっげー可愛いのもあるけど、それだけじゃねー


（真ちゃんが執着してんのは“誠凛”や“黒子”じゃなく“ちゃん”じゃねーの。ま、今となっては俺もその気持ち分かるけどな。つー訳で、絶対ェ負けたくねーわ、誠凛には）


そう思いながら俺は控え室へ戻った