第11章 秀徳戦に備えて
それから黒子のマッサージ
『テツ君、体もちそう?』
黒「はい、大丈夫そうです。ありがとうございます」
『ん、良かった…。ついに真ちゃんとだね…』
黒「はい。確かに緑間君は強いです。でも僕1人で戦う訳じゃありません。誠凛というチームで戦います。だから負けません」
『うん‼︎ 私、信じてる‼︎ テツ君も大我も誠凛の皆を‼︎‼︎』
黒「はい、さんが僕を信じてくれている…。僕はそれだけで力が湧いてくるような気がします」
(再会したあの日から、僕はあなたのおかげで諦めずに頑張れる)
『テツ君…… 勝とうねっ‼︎‼︎』
黒「はい‼︎」
そう答えた黒子の顔は頼もしかった
誠凛バスケ部員はそれぞれの言葉に励まされ、力をもらっていた
リコ(誠凛の精神的支柱は日向君だけじゃなく、ちゃんも皆の支えになってるわね…。私もこの子の言葉にはいつもハッとさせられる。ほんとに良い子だわ)
火神は寝ていたためマッサージはできなかったが、その様子は最後の一滴まで力を溜めているように見えた
それから各自、お手洗いを済ませたり、控え室で休んだり、秀徳戦に備えて過ごしていた