第11章 秀徳戦に備えて
続いて小金井のマッサージ
『小金井先輩、もうフラフラしたりとかしてないですか?』
(先輩、さっきまで気絶してから…)
小金井「…うん、もう大丈夫だよ‼︎ マッサージもありがとね」
そう言う小金井は少し落ち込んでいるような顔している
『はい‼︎ 先輩、何か顔が暗いみたいだったから…』
小金井「いやー、俺最後気絶しちゃってたじゃん? 先輩の意地見せるとか言って… カッコ悪いなーとか思ってさ;;」
『っ‼︎‼︎ 何言ってるんですか、小金井先輩‼︎‼︎ あのとき小金井先輩がルーズボールを追っかけてなかったら、誠凛は負けてたかもしれません。 それにテツ君が言ってました。先輩の意地があるなら、後輩にも先輩への敬意があるって‼︎‼︎ 小金井先輩がカッコ悪いなんて、そんなのありえないです‼︎‼︎‼︎』
は、いつもより饒舌で大きな声になっていた
小金井「ちゃん……」
『敬意があるのは私も一緒です。私は先輩達を尊敬しています‼︎ そんな先輩達を支えたいって思ってます‼︎‼︎』
小金井「ちゃん… ほんとありがと‼︎ ちゃんのおかげで、俺元気出た‼︎‼︎」ニカッ
小金井はいつもの猫っ気のある笑顔で言った
小金井「それにちゃんは、じゅうぶん俺たちの支えになってくれてるよ‼︎ なあ、水戸部‼︎ ツッチー‼︎」
水戸部(コクコク
土田「あぁ、そうだな」
(日向も、伊月も、それに他の部員たちだってそう思ってるハズだ。たぶんちゃんの存在は本人が思ってる以上に大きい。こいつらの顔を見ればわかる)
『先輩方…っ‼︎ ありがとうございます‼︎』
(これからも私は誠凛のマネージャーとして、精一杯みんなを支えよう…‼︎‼︎)