第10章 IH予選
誠凛は会場の二階席から秀徳vs錦佳の試合を眺めていた
リコ「第2Q残り4分でもう30点差… さすがって感じね…」汗
日向「基本がガッチリできてるな… それに…秀徳には絶対的なスコアラーがいる」
リコ「大坪泰介…。それに加えて今年はキセキの世代の緑間真太郎…」
火神「今のところ5本中5本か。緑間はずいぶん調子良いみてーだな」
黒「そうなんですか?」
火神「いや知んねーよ‼︎ つかお前の方がわかんだろーが‼︎」
『いつもああだよ。真ちゃんはフォームを崩されない限り、100%決める…‼︎』
誠凛「「マジかよ…;;;」」
試合は153対21で秀徳が圧勝した
今日と最終日は二試合ずつやるため、誠凛はこの日も17時から五回戦がある
そのため、誠凛はもう一度控え室へ戻っていた
その途中、火神はトーナメント表を見て言う
火神「準決勝・決勝も1日でやんのか… てことは秀徳の前に…正邦⁉︎⁇ 正邦って確か……」
リコ「そう、最終日はおそらく準決勝は正邦!決勝は秀徳!北と東の王者と2連戦なのよ‼︎」
火神「1日に2試合できて、両方強ぇーんなら願ったり叶ったりじゃねーか‼︎」
降旗「いや火神… さすがにこれはないって‼︎」汗
河原「どんな強がりだよ… なあ黒子?」汗
黒「すいません、僕もちょっとワクワクしちゃってるんですけど… ピンチって燃えません?」
黒子の言葉に火神も2年生達もハッと笑う
『さすが、テツ君と大我だね‼︎‼︎』
リコ「いいこと言うじゃん‼︎ 好きよ、そーゆーの‼︎‼︎」
そして五回戦、誠凛89-87白稜で誠凛は準決勝進出を決めた