第10章 IH予選
緑「リベンジ? ずいぶんと無謀なことを言うのだな」
高尾「てか先輩から何も聞いてねーの?誠凛は去年、決勝リーグで三大王者全てにトリプルスコアでズタズタにされたんだぜ?」
火神.「『‼︎‼︎』」
誠凛ベンチでは、高尾の言葉に全員顔が険しくなる
緑「息巻くのは勝手だが、彼我の差は圧倒的なのだよ。仮に決勝で当たっても歴史は繰り返されるだけだ」
『……それは違うよ、真ちゃん。それはあくまでも去年までの話。去年と今年の誠凛は違う』
は真っ直ぐ緑間を見て言った
高尾「‼︎‼︎」
緑「……なんだと?」イラ
黒「さんの言う通りです。過去の結果でできるのは予想までです。勝負はやってみなければ分からないと思います。緑間君」
そこにいつの間にかやってきた黒子も緑間を真っ直ぐ見つめて言う
緑「…黒子、やはりお前は気に食わん。何を考えているか分からん。特にその目がな。言いたいことは山ほどあるがここで言っても虚しいだけだ。まずは決勝まで来い」
高尾「…いやー‼︎ 言うねぇ〜‼︎」
(黒子もちゃんも…‼︎ ますます興味出てきたぜ。誠凛とちゃんに)
高尾はそう言いながら、黒子の肩にがしっと自分の腕を絡ませる