第9章 まさかの弁償?
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『ハァハァ……ゼェゼェ…』
(大我もテツ君もどこにいるんだろう? はぐれちゃった;;)
しばらくウロウロしてみたが、大我達も涼太も辺りにはいないようだった
(とりあえずスポーツ店の方へ戻ってみようかな……)
私はスポーツ店へ戻ることにした
スポーツ店に戻ると、バッシュの陳列棚をガン見している笠松さんを見つけた
『笠松さんっ‼︎』
私は思わず声を掛けてしまった
笠松「っ……お前…てか黄瀬から逃げてたんじゃねーのか?」
『逃げてたんですけど… はぐれちゃったんで、ここに戻ってきちゃいました』汗
笠松「何だそれ;; てか何で黄瀬から逃げてんだ?」
『あっ……』
私はゴールのことをすっかり忘れていた
(ゴールのことだったら笠松さんにも弁償しろって言われちゃうよね?;; でも、本当にゴールのことなのかな?;;;)
私は思い切って笠松さんに聞いてみることにした
『え…っと、こないだの練習試合のときゴール壊しちゃったじゃないですか…?』
笠松「そーだな。監督すっげーキレてたぞ」苦笑
(ヒィィィィィ;;;)
私は自分の顔が真っ青になっていくのが分かった
『じゃじゃじゃあ、もしかして… べべべ弁償しろとか言われちゃいますかね⁉︎⁇』
笠松「あ? それはねーだろ。元からボトル1本錆びてたし。誠凛に弁償しろなんて言わねーよ」
『‼︎‼︎』
私はひどく安心した
『……良かったぁ〜』ホッ
笠松「もしかして黄瀬の言ってる“例の事”って、そのことだと思って逃げてたのか⁉︎⁇」
『はい……;;』
笠松「お前ら馬鹿だろ…;;」
『うっ…… 仰る通りです…;;』